• 2022年8月19日

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新型コロナウイルス感染症、愛知県でも緩やかに減少しつつありましたが、7月に入り、感染者数が増加傾向にあります。映画館でも引き続き、十分な注意と対策が必要と認識しています。名古屋シネマテークでは、感染症対策として、消毒・除菌・換気の徹底などを行っています。また、入館時のマスク(原則として不織布製マスクをご使用ください)の着用・検温・手指の消毒など、ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。


 激動の香港。大陸からの干渉がより激しさを増すなかで作りあげられた『Blue Island 憂鬱之島』、明日から公開です。文化大革命、天安門事件、そして雨傘運動以降、それぞれの時代のエッセンスを的確に掴み取り、ドキュメンタリーパートと再現ドラマパートを交錯させながら、香港の未来、そして真の自由とは何かを鮮烈に問いかけます。第2週目の8月27日(土)には劉霊均(りゅうれいきん)さん(相模女子大非常勤講師)のトークイベントも予定しています。

 朝からは、パレスチナ、ガザ地区の現在を感じ取ることのできる作品を連続上映。『ガザ 素顔の日常』は、イスラエルに軍事封鎖されたままのパレスチナ自治区を内側から描き、インフラ整備が進まず、失業率が高いままでありながら、厳しい暮らしが続く日常を見つめます。『パレスチナのピアニスト』は、日々検問所を通って、イスラエル側にピアノのレッスンに通う少年を追います。紛争のさなかに才能を発揮しつつある彼が掴み取ろうとする未来を感じる一編です。

 アイヌの祭祀を35年前に撮影し、昨年追加撮影の上に完成されたドキュメンタリー『チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ』、ご好評につき、明日からアンコール上映します。キタキツネの魂を神の国に送る祭祀(イオマンテ)を記録した貴重な映像は、失われつつあるアイヌ文化を現代に伝えます。「ゴールデンカムイ」の大ヒットにより、アイヌ文化全般への関心が高まっていますが、ここで記録されたイオマンテそのものも75年ぶりに行われたもので、今のところ「最後の」イオマンテということになります。明日の初日には、北村皆雄監督のオンライン舞台挨拶、決まりました。貴重なお話の機会になると思います。

 世界中を笑いの渦に巻き込んだ、イギリスのコメディ集団モンティ・パイソン。アニメーションだけでなく、クリエイティヴな役割を果たしたテリー・ギリアムが監督として一本立ちし、その笑いを牽引したひとり、マイケル・ペイリンが主役をはって、中世ファンタジーを映像化した『ジャバーウォッキー』、明日からデジタルリマスターにてお届けします。ルイス・キャロルの世界をベースに、怪獣退治に巻き込まれる青年の活躍を、モンティ・パイソンらしく、あくまでブラックに戯画化しています。1977年に制作され、公開以降はごく限られた状態でしか観られなかった作品の降臨、お見逃しなく。

 快進撃続く、いまおかしんじ監督作品。明日からは『遠くへ,もっと遠くへ』を上映します。夫との生活に行き詰まりを感じる女(新藤まなみ)と、行方不明の妻を探す男(吉村界人)の北へ向かう旅を、情感豊かに描くロードムービー。いまおか監督作品史上、おそらくもっとも多様な風景の中での旅は、時に切なく、時に優しく描写されます。『れいこいるか』に続き、年間ベストとして称えられるかもしれない秀作、この機会にお見逃しなく!先週のオンラインでの舞台挨拶に続き、明日の公開初日にいまおかしんじ監督のご来館、決まりました。ご期待ください。

 2022年度の鑑賞会員募集を開始しております。2021年度の会員証の有効期限は、3月31日までとなりますので、ご注意ください。5月末日を過ぎましたので、新規でのご入会手続きになります。また、学生会員料金、今年も継続です。大学生・大学院生・専門学校生・予備校生・高校生・中学生の皆さんは、ご入会いただくと、当日料金が1000円になるサービスです(一部作品は除きます)。また、60歳以上の皆様にも、同じく当日料金1000円でご入場いただけるシニア会員のサービスがございます。ご協力店での会員特典もあります。ぜひご利用ください。詳細はこちらです。



【コラボグッズ販売】栄三丁目のセレクトショップBLACKBOOTSさんと名古屋シネマテークのコラボTシャツ&キャップ、コーチジャケットの販売スタートしています。 詳細は→こちら!


MINI THEATER Park Tシャツとマスクも、まだ少し在庫あります。これからのシーズンにぴったりなTシャツ、販売中です! 詳細は→こちら!


シネマショップの中に「小さな映画館から」(平野勇治 著)のご案内ページを開設しました。