• 2020年9月25日

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当館では感染症対策として、消毒・除菌・換気などの徹底を行っています。また、入館時のマスクの着用・検温などのご協力を、くれぐれもよろしくお願いいたします。9月20日からは客席の人数制限は原則的にしませんが、舞台挨拶などのイベントの場合は、何らかの対応をすることも考えられます。ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。


 東海テレビ制作の長編ドキュメンタリーシリーズ、「東海テレビドキュメンタリー劇場」の第13弾にあたる『おかえり ただいま』、明日から公開です。2007年に起き、「名古屋闇サイト殺人事件」と呼ばれることになった殺人事件を取材し、一部をドラマ形式(被害者の磯貝さん母娘を演じるのは、斉藤由貴と佐津川愛美)で綴りつつ、事件の背景を描き出そうとした野心作です。司法についての題材は、『死刑弁護人』や冤罪をめぐる秀作の数々があるように、このシリーズの重要な柱のひとつでもあり、長期間の取材の厚みを感じさせます。明日の初日初回には、齊藤潤一監督と阿武野勝彦プロデューサーのご来館決定しております。舞台挨拶ご期待ください。

今もなお内戦と呼ばれる市民への戦闘が続くシリア。首都ダマスカスを舞台にした『シリアにて』も明日からの上映。絶えることのない銃声と爆発音が響く街で、戦闘に出た夫を待ちながら、そして焼けだされた隣人を匿いながら暮らす、三児の母を中心に描く心に響く傑作です。すでに公開されている岩波ホールでも静かな感動が広がっています。夏に開催した「イスラーム映画祭」と響き合う作品、じっくりとご覧いただきたいです。

 イタリアの巨匠、フェデリコ・フェリーニ。数多の名作が並ぶフィルモグラフィーから、厳選された6作品を揃えた特集上映「生誕100年フェデリコ・フェリーニ映画祭」、第2週めです。『8 1/2』『フェリーニのアマルコルド』『道』『甘い生活』『青春群像』『魂のジュリエッタ』と、傑作ぞろいのラインナップになっています。当初12日間の予定でしたが、さらに7日間を追加してお届けします。明日から一日一回上映するエットーレ・スコラ監督が先輩であるフェリーニの強烈なキャラクターを再現ドラマ風に綴った『フェデリコという不思議な存在』も、この機会に是非!

 京都の街に程近い里山で、シカやイノシシをワナで捕まえて、自給自足に近い生活を営む猟師千松信也さん。「けもの道の歩き方」など数々の著作や各地での講演などでファンも多い彼の狩猟の日々に密着したドキュメンタリー映画『僕は猟師になった』、明日から最終週です。NHK京都放送局が、テレビ番組として「ノーナレ」でオンエアしたものに、さらに追加取材と大幅な再編集、さらには池松壮亮さんのナレーションも加え、魅惑的な長編作品に生まれ変わりました。食べ物を得るために、いのちと向き合う千松さんの姿勢から、多くのことを考えるきっかけが生まれると思います。