• 2017年8月18日

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 8月も半ばを過ぎましたが、残暑厳しいですね。明日から公開の『台湾萬歳』は、植民地時代と現在の台湾をテーマに作品を作り続けてきた酒井充子監督の「台湾三部作最終章」です。台湾南東部の台東縣成功鎮。多様な文化が混在する中にも息づく、かつて日本人が持ち込んだ習俗。じっくりと撮影されたドキュメンタリーです。明日初日には酒井監督の舞台挨拶もあります。12時50分と18時30分の2回とも御登壇いただきます! お楽しみに! また初日限定の☆映画『台湾萬歳』ブヌン族の方々お手製! 民族衣装をモチーフにデザインした、手作りキーホルダーを先着50名様にプレゼント☆もあります!

 レイトショーは『デス・レース2000年』。B級映画の帝王ロジャー・コーマン製作の、近未来(!?)カルトアクション映画です。「独裁国家アメリカ」(!)が主催する、大陸横断コースのスピードともに、ひき殺した人間の数をも競う凄惨な自動車レースが、ある意味バカバカしく、ある意味背筋が凍るようなリアリティとともに描かれます。若き日のスタローンの雄姿、あらゆる意味で驚きの連続な80分です。

 アイルランドの神話的な物語をイマジネーション豊かに描いた『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』がスマッシュヒットとなったトム・ムーア監督が、世界的に注目されるきっかけとなった、最初の長編アニメーション『ブレンダンとケルズの秘密』、第2週め公開です。9世紀のアイルランドの修道院で作られた美しい聖書の写本「ケルズの書」。実在する国宝級の書物の由来を、少年修道僧の冒険譚として、繊細でダイナミックな画風で描いています。

 コップのフチ子の原案や「バカドリル」で知られるタナカカツキの初期連作を原作にした『逆光の頃』も第2週め。京都を舞台に、高校生の男の子と女の子(高杉真宙と葵わかなの瑞々しい好演!)のひと夏の物語をセンシティヴに描きます。京都の夏の雨、京都の夏の陽射し、そして、京都の夏の夜の風の気配。長期ロケによって、街の空気そのものを写し取った小林啓一監督(『ももいろそらを』『ぼんとリンちゃん』)の演出が光ります。