『ヨーヨー・マ:インスパイアド・バイ・バッハ』


●ヨーヨー・マ:インスパイアド・バイ・バッハ Yo-Yo Ma:Inspired by Bach
 チェロのソロ・レパートリーの最高峰といわれているJ・S・バッハの傑作「無伴奏チェロ組曲」。現代を代表するチェリスト=ヨーヨー・マは4歳のときはじめて弾いて以来、今もこの曲を弾かない日はないという。'82年の初録音から十数年ぶりの再録に当たり、彼は同時代のアーティストたちの協力を得「無伴奏」をベースにした映像作品の製作にとりくんだ。
組曲
第1番 ヨーヨー・マと庭園デザイナーのJ・M・メサヴィーが、バッハの精神に基づいた庭園の開設を計画した。それが具体化していくプロセスを追ったドキュメンタリー。60分。
第2番 CGで合成されたピラネージのエッチングの中で、ヨーヨー・マが新たな音の響きを生み出す。監督は『レッド・バイオリン』のフランソワ・ジラール。55分。
第3番 バリシニコフの振付も担当したマーク・モリスのダンス・カンパニーがバッハを踊る。55分。
第4番 複数の人生模様が、バッハの対位法や変奏曲さ ながらに展開する。監督アトム・エゴイアン。56分。
第5番 坂東玉三郎が、ヨーヨー・マと語り、幻想的な舞いを踊る。54分。
第6番 ため息の出そうなほど美しい氷上のダンス。監督は『月の瞳』のパトリシア・ロゼマ。53分。