ジーン・セバーグとヌーヴェル・ヴァーグのミューズたち
1979年、パリの路上に駐められたルノーから青い毛布にくるまって遺体で発見され
たジーン・セバーグ。『悲しみよこんにちは』で魅せられたゴダールが『勝手にしや
がれ』に出演を依頼し、陽気なアメリカンガールはヌーヴェル・ヴァーグの光と影を
浴びた不滅のミューズとなった。そのはかなく燃えつきた生を探求すると共に、ヌー
ヴェル・ヴァーグの美神達が輝く傑作を特集。
● ジーン・セバーグの日記 From The Journals of Jean Seberg
女優メアリー・ベ
ス・ハート扮するセバーグが日記風に構成されたセバーグの映画人生へと誘うドキュ
メンタリー。もちろんフィルムの引用も満載で秀れた'60年代女優論ともなってい
る。
監督 マーク・ラバポート
55年 100分
【カラー】
● ジーン・セバーグ:アメリカン・アクトレス American Actress
カメラマンのラ
ウル・クタール、公民権運動を共にしたブラック・パンサーのメンバーなどの知人が
登場し、貴重な未公開映像と共にセバーグの知られざる横顔に光を当てる。
監督 ドナテロ・デュビニ
95年 82分
【カラー】
● 突然炎のごとく Jules et Jim
第一次世界大戦前夜に始まる二人の男と一人の運
命の女(ジャンヌ・モロー)が織りなすトリュフォーの超傑作。モローの奔放な美し
さが圧倒的。
監督 フランソワ・トリュフォー
61年 108分
【モノクロ】
● 女は女である Une Femme est Une Femme
アンナ・カリーナ主演。JLG作品でもと
びきり楽しくミュージカルな逸品。
監督 ジャン=リュック・ゴダール
61年 84分
【カラー】