〈1131〉『クラークス』LATE ROAD SHOW


●クラークス Clerks 早朝の電話でダンテは、大学を中退してバイトをしているコンビニから急遽、休日出勤を頼まれる。客はメーワクな奴ばっかり、入り口には日がなプッシャーが立ちんぼ、隣のビデオ店の店員ランドルは腐れ縁の友人で、仕事をさぼってはダンテのコンビニにいりびたりヨタ話で仕事の邪魔をする…そんなサイテーの職場の、最悪な一日が始まった。  『チェイシング・エイミー』、『ドグマ』でアメリカ映画に殴りこみをかけるケヴィン・スミスの出世作。カンヌ、サンダンスでめでたく受賞、全米ヒットをとばした。オフビートな日常に、ワザのてんこ盛りで一瞬たりとも気の抜けない人生の落し穴を仕込む、ケヴィンのバッド&ハッピー・テイストを最もストレートに伝える痛快傑作。『ドグマ』でも人気俳優デイモンとアフレックを喰いまくった二人組、「言うだけ番長」のジェイと「」ボブ(ケヴィン自身が演じている)も勿論、登場。

監督・脚本 ケヴィン・スミス
出演 ブライアン・オハロラン、ジェフ・アンダーソン、マリリン・ギグリオッティ、リサ・スプーノア、ジェイソン・ミューズ、ケヴィン・スミス 他
撮影 デヴィッド・クライン
音楽 スコット・アングレイ
編集 ケヴィン・スミス、スコット・モズィア

1998年 カラー 102分