〈1159〉『プロデューサーズ』LATE ROAD SHOW
●プロデューサーズ The Producers 『スペース・ボール』『レスリー・ニールセンのドラキュラ』等、過激なナンセンス・コメディを撮り続けるメル・ブルックス。彼の長編デビュー作であり、アカデミー脚本賞を受賞した傑作(怪作?)が遂に登場です。
ブロードウェイのプロデューサー、ビアリーは最近落ち目。今は金持ちの老婆たちに甘い言葉を囁いて小切手を貰う生活だが、会計士レオの「多額の資本金を集めて芝居を失敗させてしまえば、投資金を返さずに済んで大儲けできます」という言葉で閃いた!ビアリーは内気だがすぐパニックになって絶叫するレオをまず説き伏せ、なぜかゴーゴーを踊りだし服を脱ぎたがる秘書も雇い、史上最悪な脚本と演出家と役者を集めた。そのミュージカルの名は『ヒトラーの春』。ナチスのヘルメットをかぶり屋上で鳩を飼う脚本家、女装した演出家、フラワー・チルドレンな役者たちが一堂に集い、今『ヒトラーの春』の幕が上がる…。ナチの親衛隊によるタップダンス、軍服に網タイツの女の子たちによる右手を挙げてのラインダンス等、過激でブラックな笑いに満ちた前代未聞のミュージカル。モンティ・パイソン系が好きな人は必見!。
監督・脚本 メル・ブルックス
撮影 ジョゼフ・コフィ
音楽 ジョン・モリス
衣装 ジーナ・コフィン
出演 ゼロ・モステル,ジーン・ワイルダー,エステル・ウィンウッド 他
1969年 86分
【カラー】