〈1166〉『ビートニク』MORNING & LATE ROAD SHOW


●ビートニク The Source 1944年、三人の青年、ジャック・ケルアック(『路上』作者)、アレン・ギンズバーグ(詩集「吠える」作者)、ウィリアム・バロウズ(『裸のランチ』作者)が初めてニューヨーク市で出会い、すべてが始まった…本作は、ポップ文化全般に多大な影響を及ぼした「ビート」の源流を追ったドキュメンタリーだ。冷戦、核の脅威、赤狩り、朝鮮戦争など市民社会が抑圧された50年代のアメリカで、個人の自由を求める若い世代から生まれた表現の「ビート」をめぐり、貴重な証言や、モダン・ジャズ〜現代音楽〜文学〜映画〜政治をめぐる記録の数々がスクラップされてゆく。また、ジョニー・デップ、デニス・ホッパー、ジョン・タトゥーロによる、本文頭の三作品のリーディングがトリッキーに挿入される。90分。

監督・脚本 チャック・ワークマン
出演 アレン・ギンスバーグ、ウィリアム・バロウズ、ジャック・ケルアック、ジョニー・デップ、ジョン・タトゥーロ、デニス・ホッパー ほか
音楽 セロニアス・モンク、スタン・ゲッツ、トム・ウェイツ、ソニック・ユース、フィリップ・グラス ほか

2000年 カラー 128分