〈1193〉「ジャン・ユスターシュの時代」ROAD SHOW


●わるい仲間 Les mauvaises frequentations(ou Du cote de Rob-inson) ピガールにたむろする若者を描いたロメール風の処女中篇。「カイエ・デュ・シネマ」誌がその才能を認めた。42分。
●サンタクロースの眼は青い Le Pere Noel a les yeux bleux ダッフルコートを買うためにサンタの扮装でバイトをする地方都市ナルボンヌの青年をジャン=ピエール・レオーが演じる。『わるい仲間』を支持したゴダールが製作、一部シーンをネストール・アルメンドロスが撮影。本作品以降は同時録音で制作。47分。
●ママと娼婦 La maman et la putain 時代の作家の名声を不動にした220分の、うつろう愛の物語。主演、J=P・レオー。
●ぼくの小さな恋人たち Mes petites amoureuses ペサック村で祖母と幸せに暮らす13歳のダニエルは、離婚した母に連れられてナルボンヌへ移り、単調な都市生活の中、恋に目覚めてゆく……。自伝的物語をアルメンドロスの美しいカラーが再現。123分。
●不愉快な話 Une sale histoire パリの覗き男の話を語る第1部、前話を創ったピック氏が語る第2部。実験的な中篇。50分。
●アリックスの写真 Les photos d'Alix 女流写真家A・クレオ=ルボーが監督の息子ボリスに自作を語る。映像と音声の関係を問いかける魅力的な短篇。18分。


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