〈1198〉『バロウズの妻』LATE ROAD SHOW


●バロウズの妻 Beat 『裸のランチ』で知られるウィリアム・S・バロウズ。彼に射殺された妻ジョーン。この2人の関係を主軸に、ビート・ジェネレーションの渦中で活躍した人々の光と影に満ちた交流を描き出した、センシティブな秀作の登場だ。
 時は1951年。メキシコに暮らすバロウズとジョーンのもとに、旧友ギンズバーグとルシアンが訪れる。ルシアンは7年前に殺人を犯し、服役の後、今はUPIの記者となっていたが、以前からジョーンを愛していた。折しもバロウズは同性の恋人と小旅行を計画していて、2人の到着を待たず旅立ってしまう……。
 監督は『ディックの奇妙な日々』のゲイリー・ウォルコウ。主演はコートニー・ラヴ、キーファー・サザーランド。2人の入魂の演技も見どころ。

監督・脚本 ゲイリー・ウォルコウ
撮影 サイロ・カベーロ
音楽 アーネスト・トルースト
出演 コートニー・ラヴ、キーファー・サザーランド ほか

2000年 93分


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