〈1213〉『Candy Lover Girl』LATE ROAD SHOW


●Candy Lover Girl 『グレイス・オブ・マイ・ハート』『フォー・ルームス』のアリソン・アンダースの初プロデュースにより、夫婦監督リサ&ジョーが監督・脚本すべてを共同作業した超・アメリカン・ガーリー・ムービー。16歳のジェイクはキャンディが元気の源。片時も手放せない。主食か? その割にスマートなのがムカつきますが……。しかし彼女は最悪の夏休みを迎えていた。母親は男と家を出て帰ってきやしないし、唯一頼りになりそうな姉も自活して一人前にやっているせいか、全然相手にしてくれない。誰がアタシの面倒を見てくれんのよ!そこへマッサージパーラーで働くマーシーの登場! 思わず「姉さん!」としがみつきたくなる姉さんキャラでマジかっこいいっす。実は彼女には里子に出した12歳になる娘がいてジェイクのこともほっとけないんですね。そして涙・涙の母娘物語が……(展開しません念のため)。
 絶対に砂糖中毒に違いない主人公を演じるのはフェラガモのキャンペーンモデルも務めたタラ・サブコフ。音楽はチボ・マット他、オルタナティヴ・ギャルバンドによるサウンドトラックが充実。必見必聴。あっ! という間の88分。

監督・脚本 リサ&ジョー
撮影 ディーン・レント
編集 ポピー・マス
音楽 マーク・キリアン
出演 タラ・サブコフ、サンドラ・バーンハード、クリスティ・スワンソン ほか

1997年 88分


【カラー】