〈1284〉『ラストシーン』ROAD SHOW


●ラストシーン 『女優霊』『リング』『サディスティック&マゾヒスティック』などで知られる中田秀夫。リメイク版『ザ・リング』が全米で大ヒットしハリウッドからのオファーも相次ぐ注目の監督が、数ある企画の中から新たに選んだ題材は、映画作りそのものをテーマにした心優しい物語だった。  1965年。全盛期の日本映画界に、テレビというメディアの台頭が徐々に暗い影を落とし始めていた時代。とあるスタジオで2人のスタア俳優・三原健(西島秀俊)と吉野恵子(麻生祐未)の共演作「愛の果て」が撮影されている。ヒットコンビともてはやされた2人だが、吉野は本作を最後に結婚・引退が決定。残された三原は、会社側の手のひらを返すような対応に憤って荒れ、妻(若村麻由美)の陣中見舞も追い返す始末。しかしその直後、妻が急逝した知らせが届き、愕然となる。…時は流れ2000年。同じ撮影所で人気テレビドラマの映画化作品が撮影中。小道具係のミオ(麻生久美子)は、小さな役で1シーン出演する老人を出迎える。それがかつての大スタア三原だったことから、35年の時を駆けるドラマが始まる。

監督 中田秀夫
脚本 中村義洋、鈴木謙一
撮影 前田米造
照明 鳥越正夫
音楽 ゲイリー芦屋
編集 高橋信之
出演 西島秀俊、若村真由美、麻生祐未、麻生久美子、ジョニー吉長 ほか

2002年 100分


【カラー】