〈1303〉『白夜』 ROAD SHOW


●白夜 Le Notti Bianche 初冬の日曜日、真夜中。最近、この港町へ転勤してきたばかりの会社員マリオ(マルチェッロ・マストロヤンニ)は運河の橋のそばで、すすり泣く若い女性ナタリアと出会った。孤独にさいなまれていたマリオは、逃げ腰の彼女を説得し、翌日、同じ橋で再会をはたしたが、彼女はぎこちなく、心を開こうとはしない。自分について精一杯語るマリオにようやくナタリアが語り始めたのは、ある下宿人(ジャン・マレー)との悲しい約束についてだった・・・。チネチッタに再現された幻想的な運河の街のセットで、ネオ・リアリズムの新たな一頁を開いたルキーノ・ヴィスコンティの野心的な傑作。原作、ドストエフスキー。音楽、ニーノ・ロータ。100分。

監督・脚本 ルッキーノ・ヴィスコンティ
脚本 スーゾ・チェッキ・ダミーコ
撮影 ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽 ニーノ・ロータ
出演 マルチェッロ・マストロヤンニ、マリア・シェル、ジャン・マレー

1957年 100分


【カラー】