アンナ・マグダレーナ・バッハの日記
 Chronik der Anna Magdalena Bach
フーガの技法
 アンナ・マグダレーナ・バッハの日記 Chronik der Anna Magdalena Bach 公私共に伴侶であるフランス出身のジャン=マリー・ストローブとダニエル・ユイレはアルジェリア戦争の徴兵を忌避しドイツへ移住し、'62年の短篇処女作『マホルカ=ムフ』がK・シュトックハウゼンに賞賛され、ニュージャーマン・シネマの先駆となる。以後40年のキャリアの中、商業映画と一線を画する厳格な作風で、芸術、哲学、政治を主題に数々の傑作を創作し続けている。長編第一作の本作は、J・S・バッハの2番目の妻アンナ・マグダレーナから見たバッハの生涯を描いた。物語性を排除し、オリジナル古楽器演奏(グスタフ・レオンハルト他)の同録シーンや長い静止ショット、バッハ自筆の楽譜や手紙のインサートなど、彼らしか創り得ない至高のバッハを体験できる。94分。今回は、バッハのソニマージュ、フーガの技法(19分)を同時上映。同題曲の楽譜の構造を一コマずつ絵画素材に翻訳し、強い光源で投写したアブストラクト・アニメ。2001年度愛知芸術文化センター、オリジナル映像作品。監督石田尚志。

2003
8/21(土)
〜8/29(金)

朝10:30

当日券のみ
一 般 1500円
大学生 1400円
シニア 1000円
中高予 1200円
会 員 1300円

アンナ・マグダレーナ・バッハの日記
監督・脚本 ジャン=マリー・ストローブ&ダニエル・ユイレ
撮影 ウーゴ・ピッコーネ、サヴェリオ・ディアマンチ、ジョヴァン二・カンファレッリ
録音 ルイ・オシュ
出演 グスタフ・レオンハルト、クリスティアーネ・ラング=ドレヴァンツ
1967年 94分