○名古屋市出身のアニメーション作家、山村浩二。中学時代にアニメーションを作り始め、東京造形大学卒業後も、TV番組、CMなどを主な発表の場として活躍。2003年、『頭山』がアカデミー短編アニメーション部門にノミネート、つづいてアヌシー国際アニメーション映画祭でグランプリを受賞し、一躍、時の人に。今回は、『頭山』をはじめとする彼の18作品を一挙上映します。
Ａプロ ●水棲 水に映った人影が、無数の魚の幻影に変容する。粘土で描かれた画のメタモルフォーゼが美しい。５分。 ●ひゃっかずかん アニメーションによる、しりとり百科図鑑。多様な技法がユーモラスに展開。12分。 ●ふしぎなエレベーター 乗ったエレベーターが止まらない……。少年の冒険が始まる。７分。
●パクシ NHK「おかあさんといっしょ」で放送された不思議アニメの劇場公開用ヴァージョン。４分。 ●バベルの本 バス停に忘れられた本を開くと、地響きとともに塔が生えてくる。その中は広大な図書館だ。ボルヘスからインスパイヤされた作品。５分。 ●ジュビリー 中村一義の「ジュビリー」のPV。可愛くて奇妙なキャラクターが彼の歌に乗って行進 ５分35秒。 ●頭山 落語「あたま山」を斬新なタッチでアニメ化し、世界に名を轟かした渾身の一作。国本武春の語りと三味線、シジジーズの音楽も粋。10分。他に『地球肋骨男』（１分39秒）、『Vibe-ID』（２分30秒）、『伝説のワニ ジェイク』（３分17秒）、『おまけ』（今回の特集上映用に製作した新作、２分）を上映。
Ｂプロ ●遠近法の箱 過剰で過密な都市のイメージを、濃縮した空間表現で描き出した野心作。４分。 ●カロとピヨブプト 仲良しな鳥のコンビの楽しい日常を、溢れるようなイマジネーションと詩情とともに描いた、人形アニメの連作。『おうち』『サンドイッチ』『あめのひ』計13分。 ●キッズキャッスル 男の子がオモチャと遊ぶうち、子供部屋は次々に形と様子を変えていく。５分。 ●キップリングJr. キップと両親、奇妙な楽団３人組が織りなす叙情豊かな物語。人形を特殊な処理で動画にする新しい技法を使い、見たことのないような映像を展開する。14分。 ●どっちにする？ ワークショップを重ね、参加した子供たちのアイディアを取り入れて作っていった、楽しい作品。10分。他に『頭山』を上映。
2003
8/23(土)
～9/5(金)
| 8/23～29 | |
| A | 1:00 |
| B | 2:15 |
| A | 3:30 |
| B | 4:45 |
| A | 6:00 |
| B | 7:15 |
| 8/30～9/5 | |
| B | 朝10:50 |
| A | 夜8:35 |
当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
シニア 1000円
中高予 1200円
会 員 1300円
前売券(1プロ券)
一 般 1400円
大学生 1400円
会 員 1100円
(2プロ券)
一 般 2400円
大学生 2400円
会 員 2000円
※前売券販売は公開前日までです。
