結んだハンカチ
ティールロヴァ−とチェコアニメ



 イジー・トルンカやカレル・ゼマンに先駆けてチェコのアニメー ション映画史に貢献したヘルミーナ・ティールロヴァー(1900〜 1993)は、生涯こども向けの人形アニメを手がけ、彼女ならでは の見ての可愛さ、動きの不思議さがこぼれ落ちそうに詰まった作 品を生んだ。巨匠シュワンクマイエルは「優しいキッチュ」と、 賛辞を贈っている。今回は、彼女の造形にも貢献した名クリエイ ターのガリク・セコ、絵本作家としてのトルンカの才能を余さず 示すセル作品、70年代生まれの新人監督達の作品を加えての上映。
Aプロ ティールロヴァーは2作品。邦訳絵本「ホップ・ステップ・ ジャンプくん」の元となるチェコの人形劇。子供代わりにボール を育てる親と悪い凧のお話、ミーチェク・フリーチェク(Micek Flicek)。 乱暴に扱われた道具達が坊やに復讐する、仕返しの日(Den odplaty)。セコの僕の友達はチクタクいう(Muj kamarad tika)は、 義足(!)のテディベアと壊れた目覚 まし時計の切ない友情と夢に涙。 妙にオヤジなチェコ語のアテレコ も絶妙。静かな秀作、本棚の世界 (Ex Libris)、トルンカの金の魚 (O ziate rybce)他わんぱくプログ ラムは全7作品計80分。
Bプロ ティールロヴァーの少女的世界が萌えの珠玉の人形アニ メ、雪だるま(Snehulak)、迷子の人形(Ztracena panenka)など4作。トルンカのカンヌ受賞作、動物たちと山賊(Zviratka a Petrovsti)は、踊るキノコをはじめ森の生態のリズミカルな動き に驚嘆。セコの、卑怯者、出てこい(Vylez zbabelce)は、義足のテディベア・シリーズから。卑怯者は、誰? 全9作品計94分。
Cプロ ママが残したハンカチーフが坊やのポケットに隠れてこ っそり外出・・・結んだだけのハンカチがどうしてこんなにも愛 らしく可笑しいのか、必見の、結んだハンカチ(Uzel na Kapesniku) 、機関車くん(Vlacek kolejacek)ほかティールロヴァーの4作品。 トルンカは、人形と実写のピエロが登場するクテャーセクとクテ ィルカ(Kutasek a Kutilka-jak rano vstavali)、セコの、サボテ ンさん、ちょっと(No,pane kaktus)など、全7作品計90分。
Dプロ 木の人形を使ったカラマイカ(Kalamajka)や、毛糸玉やエ プロンなどの日常的なオブジェを魅惑的に操るティールロヴァー の魅力が溢れる4作品。セコは、ファウストの家(Faustuv dum) 他で、学問についてのモダーンな作品も披露。先回、当館で『魔法 の鐘』が好評を得た新世代監督アウレル・クリムトのマキシュはコ シュキンを殺した(Maskin zabil Koskina)他、全9作品計97分。

2004
   3/20 
B 12:30
C 2:30
D 4:30
B 6:25
  3/21〜23
C 12:30
A 2:30
B 4:30
C 6:25
  3/24〜26
D 12:30
B 2:30
A 4:30
D 6:25
  連日
10:40
3/27 A
28 C
29 D
30・31 A
4/1 B
2 C

当日券(1作品)
一 般 1400円
大学生 1300円
シニア 1000円
中高予 1200円
小学生 1000円
会 員 1200円
  前売券(3作品)
一般・学生 3600円
会員 3300円

当館窓口にて前売券お求めのお客様、オリジナルポストカードをプレゼント(限定)
※前売券販売は公開前日までです。

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