●涙女(原題=哭泣的女人) 暴力沙汰を起こし逮捕されたダンナの借金の返済を迫られ、嘘泣きでその場をしのいだグイ。それを見た元カレの葬儀屋は、彼女の類まれな(?)泣きの才能をみそめ、他人の葬式で哭き、踊る“哭き女”稼業を持ちかける…。 『硯』('96)でデビューし、同性愛をリアルな中にユーモアを交え描いた第2作『男男女女』('99)で評価を決定づけた、中国の俊英リュウ・ビンジョン(劉冰 )監督。待望の3作めとなった本作では、より洗練された描写、飄々たるユーモアを持って、身勝手ながらも必死に生きる女主人公グイの人生を見つめている。中でもカラフルでワイルドな葬式場面の連続には目を奪われる。(しかし、このような生活は地方のことであり、社会主義を奨励していないとの理由で、中国での製作は許可されなかった。本作は、中国国内で作られた、カナダ+フランス+韓国合作映画なのだ…。)タフなのか脆いのかはっきりしないところが魅力のグイ役リャオ・チンは、元オペラ歌手。さすが、の哭きっぷりです。90分。 |
2004
一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 当館窓口にて前売券お求めの方に、オリジナル・カードをプレゼント中(限定)。 ※前売券販売は公開前日までです。 |
監督 リュウ・ビンジェン
出演 リャオ・チン、ウェイ・シンクン ほか
2002年 90分