●アフガン零年 Osama 21世紀に先駆け、イスラム教世界をクローズアップしたアフガニスタンから届いた、映画復興第一作。カンヌ、米ゴールデングローブ賞の二冠受賞。カブールで育ち、モスクワで映画制作を学んだセディク・バルマクが実話を脚色し、モフセン・マフマルバフと撮影スタッフの援護のもとで映画化された。閉ざされた場所から放たれる少女の視線が胸をうつ感動作。 長年の戦乱で荒廃したタリバン政権下の首都カブールに祖母、看護師の母、少女(マリナ・ゴルバハーリ)の三世代がひっそりと暮らす。女性ゆえに仕事もままならない母を助けるため、少女は大切な髪を切り、少年を装い、親切な牛乳店で働く。タリバンの目をかいくぐる恐怖の中、強引に学校へ連れてゆかれる。秘密を知る唯一の友達にアラブの男性名オサマと名づけられ、イスラム原理主義の教育を受けるが、灰緑の美しい瞳は、大人たちの疑惑と、少年達の無邪気な視線にさらされてゆく。82分。 |
2004
一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 ※前売券販売は公開前日までです。 |
監督・脚本 セディク・マルバク
出演 マリナ・ゴルバハーリ、モハマド・アリフ・ヘラーティ、ゾベイデ・サハール ほか
2003年 82分