ヒッチハイク
 溺れる箱船

 ●ヒッチハイク 溺れる箱舟 秋の北海道。東京から単身赴任でこの地に暮らす男(寺島進)は、半年ぶりに会う妻(竹内ゆう紀)を空港で出迎えた。しかし、なぜか2人の間に親密な空気はない。静かな緊張感を乗せ、走る車。通り過ぎる静かで美しい風景。やがて2人の車は、1人のヒッチハイカー(小沢和義)を乗せる。最初礼儀正しかったその男が、態度を徐々に変え始めた頃、3人の実像、思惑、そして意外な計画も露見してくる……。  追いつめられた人間たちの本能にも似た本音の姿を、抜群の演出力で見せるのは、三池崇史の助監督を務め、『飼育の部屋 終のすみか』『HEAT─灼熱─』などの監督作がある、横井健司。静謐な序章から、サスペンス、バイオレンス、エロス入り乱れる終盤へのダイナミックな変容は、大器の登場を感じさせる。画面から溢れるパワーが素晴らしい、怒濤の83分。

2004
9/9〜10
朝10:50
9/11〜17
夜8:40

当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
シニア 1000円
中高予 1200円
会 員 1300円

前売券
一 般 1400円
大学生 1400円
会 員 1200円


※前売券販売は公開前日までです。
オフィシャルサイト

監督 横井健司
出演 寺島進、竹内ゆう紀、山本浩司、小沢和義 ほか
脚本 KAZU、永森裕二
撮影監督 下元哲
録音 岩丸恒
美術 西村徹
音楽 遠藤浩二
編集 山本浩司

2004年 83分