●珈琲時光(こーひーじこう) 名匠・小津安二郎の生誕100年を記念して作られた21世紀の『東京物語』、それが『珈琲時光』である。『悲情城市』『戯夢人生』など作品を発表するごとに国際映画祭で受賞し、常に世界の注目を集めてきた現代の名匠・侯孝賢が、小津の愛した街=東京を舞台に、ひとりの女性の日常を通して、人と人とのつながりを繊細にとらえている。「小津監督が今の目で日本を撮ったらどうなるか、そんな気持ちで臨んだ」と監督自身語るように、小津へのオマージュと、今を生きる人々を見つめる新鮮な視線が両立した珠玉の秀作だ。 フリーライターの陽子(一青窈)は、1930〜40年代に日本で活躍した台湾出身の作曲家・江文也について調べている。いつも相談にのってくれる神保町の古書店主・肇(浅野忠信)と、彼の店や喫茶店で静かに時間を過ごすのが楽しみだ。ある日、高崎に住む父母(小林稔侍、余貴美子)のもとへ帰った陽子は、自分が妊娠していることを告げる。父親の名を言わずシングルマザーとして育てると語る陽子を両親は心配するのだが……。 出演は、他に萩原聖人。主題歌の作曲は井上陽水が手がけている。103分。 |
2004 10/16(土) 〜11/5(金)
11/6(土) 〜11/12(金)
当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 ※前売券販売は公開前日までです。 |
監督 ホウ・シャオシェン
脚本 ホウ・シャオシェン、チュー・ティエンウェン
撮影 リー・ビンビン
出演 一青窃、浅野忠信、萩原聖人、小林稔侍、余貴美子
2003年 103分