日野日出志のザ・ホラー怪奇劇場 第一夜〈3作品〉
 ●地獄小僧 伝説の怪奇漫画家、日野日出志。ウッカリその本を手にした子どもをおぞましい悪夢に叩き込む、まさに悪魔の御使いによる原作が、とうとう実写化!第一弾となる本作を監督するのは、黒沢清や塩田明彦の助監督を経て、映画番長シリーズ『独立少女紅蓮隊』で長編デビューした、新鋭女性監督の安里麻里。独特の絵柄がかもすこの世ならぬ日野日出志世界を、大胆なほど忠実に再現しながら、奇妙に魅力的な演出でめくるめく彼岸をなんの違和感なく見せてしまう手腕には脱帽だ。事故で亡くした一人息子を蘇らせるため、マッドサイエンティストとなっていく女医のヒロインには山本未来。この怪役をクールビューティーさと端正な佇まいで清廉に好演!監修はホラー番長、高橋洋。48分。
●わたしの赤ちゃん 妻が妊娠中のホラー映画脚本家・梅木はスランプの末、トカゲを身ごもる話を書く。だが、現実に妻が爬虫類のような赤ん坊を産んでしまい…。製作中の映画と脚本家の現実が同じ悪夢に襲われる、メタフィクショナルな一作。48分。
●怪奇!死人少女 ある日、突然「死亡」と診断された女子高生の百合(前田綾花)。日々強まる腐臭に百合を焼却しようとする家族や、見世物小屋から逃げる彼女を最後に待つのは…。48分。

2005
1/8〜1/18
20:30

1/8〜14
地獄小僧
1/15・16
私の赤ちゃん
1/17・18
怪奇! 死人少女

当日券
1000円均一


1/8(土)・9(日)ご来場の方、各日先着20名様に、「怪奇劇場シール(画=日野日出志)」をプレゼント。