日野日出志のザ・ホラー怪奇劇場 第二夜〈3作品〉
 ●爛れた家 蔵六の奇病より 日野日出志の記念すべき処女作であり、もっとも有名な作品『蔵六の奇病』。本作の映画化にあたり、自ら監督をかって出たのは『鬼畜大宴会』で知られるゴアプリンス、熊切和嘉。全身を原因不明の奇病に侵された青年のおどろおどろしい宿命。しかし、露骨にグロテスクな映像は抑え、両親や村人から迫害を受ける兄の蔵六を、身を挺してひたすら守ろうとする妹の、まさに〈妹の力〉と言うべき深く悲しい愛をメインに描いた作品。音楽は盟友、赤犬/松本章が担当。63分。
●オカルト探偵団 死人形の墓場 興味本位で高校のオカルト研究部に入った七海と大介。昨年自殺した女生徒の謎を探るうち、小さい頃に愛用した人形が死に関係していると気づき、彼らは死人形の墓場と呼ばれる異空間へ向かう。だが、地獄のような世界で、七海たちは人形ゾンビに襲われてしまう! そして試練はそれだけでは終わらなかった…。出演は三輪ひとみ他。52分。
●恐怖列車 遊園地へと向かう高校生の雪乃たちが乗った列車が、事故に見舞われた。それ以来、何の変哲もない日常だったはずが、身近な人物たちは不可解な行動をとり始め、彼女たちは黒尽くめの男らに執拗に追われ始める。これは悪夢か現実か? 60分。

2005
1/19〜1/28
20:30

1/19〜24
爛れた家 蔵六の奇病より
1/25・26
オカルト探偵団 死人形の墓場
1/27・28
恐怖列車

当日券
1000円均一