●≒舟越桂 美術界のカリスマたちに密着して、制作プロセスの秘密から人間としての魅力にまで迫っていくドキュメンタリー「≒(ニア・イコール)シリーズ」。第1作『≒森山大道』、第2作『≒会田誠』とつづき、すっかりお馴染みになった本シリーズ、最新作のアーティストは、彫刻家・舟越桂(1951〜)だ。 クスノキを素材にした木彫半身像で知られる舟越。海外で高い評価を得る一方、ベストセラー小説「永遠の仔」(天童荒太著)など多数の文学作品のカヴァーを飾り、国内でも多くのファンを持つ。本作品は、そんな彼の新作の制作過程を追いつつ、創作の折々にふと漏れる言葉や、作品に向けられる視線、木に触れる手つきから、休憩中のリラックスしたお喋りやTVのサッカー観戦まで、丁寧にピックアップして構成。創造の凄みと、そこに同居する大らかなキャラクターをたっぷりと伝える。監督は『≒森山大道』『曖昧な未来 黒沢清』の藤井謙二郎。舟越のアトリエに入り浸ったような気分になる、楽しい98分。 |
2005 1/29(土) 〜2/4(金)
2/5(土) 〜2/11(金)
当日券 一 般 1500円 大学生 1300円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1200円 前売券 一 般 1200円 大学生 1200円 会 員 1100円 |
監督 藤井謙二郎
出演 舟越桂 ほか
2004年 98分