●三人三色 Digital Short Films by Three Filmmakers チョンジュ国際映画祭がデジタル映像による新しい表現を求めて、アジア圏で選出した3人の監督に製作依頼する企画『三人三色』最新作の劇場公開。本国韓国のポン・ジュノ(『殺人の追憶』)、香港のユー・リクウァイ(『天上の恋歌』)そして石井聰亙という、映画の最先端を走る三監督が新しい世界を切り開く、野心的なこころみだ。 『インフルエンザ』(Inflluenza)は、ソウルの各所に据えた監視カメラに偶然とらえられたある男の転落を通して、不況がもたらす暴力と、暴力への殺伐とした無関心を乾いた映像で提示する。ポン・ジュノならではの奇妙なユーモアが持ち味だ。28分。 『夜迷宮』(Dance with Me to The End of Love)のユー・リクウァイは、近未来の地下都市を舞台に、漂流する人々の切ない恋を古風なサイレント・シナリオで描く。撮影監督としてジャ・ジャンクーらの傑作を支えた手腕で、デジタル映像の光と影に挑戦した。30分。 石井聰亙は『鏡心』(Mirrored Mind)で、自身を失いかける女優(市川実和子)のミステリアスな体験を通して映画製作の秘密を覗かせる。透明感あふれる映像が魅力的だ。共演、町田康。40分。 |
2005 1/29(土) 〜2/4(金)
2/5(土) 〜2/11(金)
当日券 一 般 1500円 大学生 1300円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1100円 |