●ネオ・ファンタジア Allegro Non Troppo イタリア・アニメーションの第一人者、ブルーノ・ボツェット。彼がクラシックの名曲の数々にのせて制作した、たたみ掛けるようなイマジネーションと豊かな技法に溢れた、幻の傑作アニメーションが初公開から24年の時を経て、再び戻ってきた! 本編中で流れるクラシックを指揮するのは、あのヘルベルト・フォン・カラヤン。そして演奏は名門ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団という、アニメファンだけでなく、クラシックファンも見逃せない贅沢さです。 アニメパートは6つ。ドビュッシー『牧神の午後のための前奏曲』…年老いた牧神のエロティックな幻影。滲むような色彩の流れが美しい。ラヴェル『ボレロ』…とある星に投げ捨てられたコーラの泡から、壮大な進化のドラマが始まる、圧倒的イマジネーションに溢れた唯一無二の世界。シベリウス『悲しみのワルツ』…廃墟に住む野良猫の、かつての飼い主一家の暖かな幻影が、孤独な現在と交錯する切ない作品。その他、ストラヴィンスキーやドヴォルザークの名曲ほか、おまけのフィナーレアニメも豪華。各アニメをつなぐのは、指揮者や老婆オーケストラ、この作品のために監禁されていたアニメーターなどが織り成す、シュールな実写パート。イタリアならではのユーモアをご堪能あれ。85分。 |
2005
当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1200円 前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 ※前売券販売は公開前日までです。 |
監督 ブルーノ・ボツェット
脚本 ブルーノ・ボツェット、グイド・マヌーリ、マウリツィオ・ニケッティ
撮影 ディディエ・フラテュール、ピオ・コッラーディ
音楽 マイケル・ガラッソ
1976年 85分