END OF THE CENTURY
 ●END OF THE CENTURY 1974年8月、パティ・スミスやトーキング・ヘッズを輩出したNYのライヴハウスCBGBのラモーンズ初ライヴに居合わせたのは5人の客と犬一匹だった。一曲3分足らずのロックンロールを疾走するように演奏した革ジャン+ジーンズの4人のラモーン(親戚でもないのに全員ラモーン姓を名乗った)は、一夜にしてアンダーグラウンド・シーンに火を放ち、やがてライヴにはウォーホルも顔を覗かせる。その評判は英国に飛び火し、UKツアーの晩の3千人の観客から、後に60人のパンク・ロッカーが生まれたと語られ、クラッシュのジョー・ストラマーやピストルズのジョニー・ロットンがバックステージに潜入を試みた。ロック史の一大革命「PUNK」はラモーンズから始まった。  作品は、ドキュメンタリー映画として質の高い記録映像とインタビュー、痛快なラモーンズのディスコグラフィーだけでなく、常に不安定な栄光と、彼らが少年期から抱え続けてきた痛ましい確執を繊細に映し出してゆく。少年時代は他のメンバーをボコボコにしていたジョニーのブッとんだ思想。ジョーイの強迫神経症。ディーディーのドラッグ遍歴。その歪んだ絆は後ろめたくなるほど面白く、そして胸うつ。鎮魂のスーパーシリアス・ドキュメントだ。パンク嫌いの映画ファンにもぜひ見て欲しい。108分。

2005
3/23〜4/8
20:25

当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
シニア 1000円
中高予 1200円
会 員 1200円

前売券
一 般 1400円
大学生 1400円
会 員 1200円


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※前売券販売は公開前日までです。
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監督 マイケル・グラマグリア、ジム・フィールズ
2004年 108分