●Little Birds―イラク戦火の家族たち― 2003年3月、アメリカ軍の攻撃によってはじまったイラク戦争。マスメディアは戦況を連日トップニュースで報道した。しかし、あまりに過酷な現実の惨状や、イラク市民の微妙な心の変化は、そうした報道からは絶えずこぼれ落ちていく。戦渦のイラクから多数のリポートを送った気鋭のビデオジャーナリスト・綿井健陽(わたいたけはる)(1971〜)が発表した本作は、これまで見ることができなかった(=マスメディアでは使えなかった)映像を中心に、彼が本当に伝えたいことだけをまとめた、見る者の胸をうつ迫真のドキュメンタリーだ。 映画は開戦前のバグダッドにはじまる。穏やかな人々の表情、子供たちの笑い声。それらは激しい空爆によって消え去り、阿鼻叫喚が取って替わる。やがて綿井は、空爆で3人の子供を一瞬にして失った父親と、右眼を負傷した12歳の少女に出会う。彼らを見守ることが、消えない戦争の傷と、イラクの未来を見つめることだというかのように、カメラは2人の日常を静かに捉えていく。102分。 協力企画 ANOTHER ASPECT 〜A PIECE OF FILM〜 綿井監督をお迎えしての講演および、イラクでの記録映像の上映です。 質疑応答も予定されています。 (注)映画「Little Birds〜イラク戦火の家族たち」の上映はございません。 2005年6月1日(木) 開場 18:30 開演 19:00 会場:名古屋ボランティアNPOセンター 伏見ライフプラザ12階 http://www.n-vnpo.city.nagoya.jp/plaza2.html 会場費 1000円(学生500円) 問合せ 青木裕一郎(愛知淑徳大学) 090-4163-7130 |
2005
当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1200円 前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 ※前売券販売は公開前日までです。 |
監督・撮影 綿井健陽
製作・編集 安岡卓司
編集助手 辻井潔
企画協力 小西晴子
翻訳 ユセフ・アブ・タリフ、重信メイ、勝元サラー
2005年 102分