●メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 The Three Burials of Melquiades Estrada テキサスメキシコの国境地帯は、アメリカ映画の聖地としてジョン・フォードやサム・ペキンパーのみならず、数多の作品のバック・グラウンドを支えてきた。リオ・グランデ川に対峙するフロンティアのローンスター・ステイツとして、善くも悪くも米国を象徴する風土の魅力を、他国への憎悪に傾く21世紀の国家の矛盾を問いながら、名俳優トミー・リー・ジョーンズが映画化した傑作。撮影:クリス・メンゲス(『ケス』『キリング・フィールド』)、脚本:ギジェルモ・アリアガ(『アモーレス・ペロス』、『21グラム』:本作では魅力的なチカーノ役での出演も。)、共演のバリー・ペッバー(『プライベート・ライアン』『25時』)ら素晴らしいスタッフに加え、ドワイト・ヨーカム、レヴォン・ヘルムらミュージシャンの名優たちの好演、Tex-Mexで綴られた音楽が、死と友情という一見マッチョなテーマを、繊細で、懐かしく、風合い豊かな極上の味わいで綴っていく。 馬とスペイン語を自在にあやつる老カウボーイ、ピート(トミー・リー・ジョーンズ)は、不法入国の牧童メルキアデスに孤独な人間同士の友情を感じていたが、ある日、傲慢な国境警備員ノートン(バリー・ペッパー)が、メルキアデスを誤射する…。122分。 |
2006 4/15(土) 〜4/21(金)
4/22(土) 〜4/28(金)
当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 当館窓口にて前売券をお求めのお客様、オリジナルBicライターをプレゼント中(数量限定)。 |
監督・主演 トミー・リー・ジョーンズ
脚本 ギジェルモ・アリアガ
撮影 クリス・メンゲス
音楽 マルコ・ベルトラミ
出演 バリー・ペッパー、ドワイト・ヨーカム、ジャニュアリー・ジョーンズ ほか
2005年 122分