●美しき運命の傷痕 L'enfer 『トリコロール』などで世界中の映画ファンを魅了し、惜しまれつつ世を去った、キェシロフスキ監督。ダンテの「神曲」から着想した、彼の遺稿「地獄」を基に、(すでに第1章「天国」は『ヘヴン』として映画化済)、『ノー・マンズ・ランド』のダニス・タノヴィッチ監督が見事に映像化。深く傷ついた内面を体現する女優陣に、エマニュエル・ベアール、キャロル・ブーケ、カリン・ヴィアール、マリー・ジランと、これ以上望むべくもない豪華な顔ぶれが揃った。 ソフィ(E・ベアール)たち美しい三姉妹は、それぞれに大きな問題を抱えていた、不実な夫との関係、ひとり老いていく不安、不倫関係を重ねる悩みだったりと様々だ。彼女たちが他人との関係をうまく保てない大きな理由は、不幸な事件で父親を失ったことにあった。かたくなに心を閉ざす母親(C・ブーケ)の人生を大きく狂わせた原因も同じだ。ある日、次女セリーヌ(K・ヴィアール)のもとをひとりの男が訪れる。彼こそは、一家の人生を大きく変えた事件を引き起こした少年の22年後の姿だった。そしてまた、運命は大きく展開する。102分。 |
2006 4/29(土) 〜5/12(金)
5/13(土) 〜5/19(金)
当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 当館窓口にて前売券をお求めのお客様、ジバンシーのファーム プロファイル フルイド(乳液)サンプルをプレゼント中(数量限定)。 |
監督 ダニス・タノヴィッチ
原案 クシシュトフ・キェシロフスキ、クシシュトフ・ビェシェヴィチ
脚本 クシシュトフ・ビェシェヴィチ
脚色 ダニス・タノヴィッチ
出演 エマニュエル・ベアール、カリン・ヴィアール、マリー・ジラン、キャロル・ブーケ ほか
2005年 102分