●ふたりのベロニカ La Double Vie De Veronique 1996年、54歳という若さでその生涯を閉じたポーランドの巨匠クシシュトフ・キェシロフスキの代表的傑作が15年の歳月を経て、スクリーンに甦ります。 ポーランドとパリ、二つの場所で別々に生きる二人のベロニカ。お互いのことは知らずに、でも、いつもどこかに自分とはちがう別の自分がいるような気がしている。ポーランドに住むベロニカは、そんな奇妙な感覚を引きずったまま、美声を認められて舞台に立つのだが、歌唱中に心臓発作で死んでしまう。一方、パリ郊外に住むベロニカは、ある日突然、えも言われぬ喪失感に苛まれる。それをきっかけに音楽家としての仕事を辞めようと決心する。と同時に彼女のまわりでは不思議な出来事が起こり始め、何かに導かれるかのように、彼女は本当の恋に落ちるのだった。 同じ年、同じ日、同じ時刻に生まれた二人のベロニカを演じるのは、キェシロフスキ監督に「イレーヌなしではこの映画は作り得なかった」と言わしめ、後に『トリコロール/赤の愛』でもその魅力を発揮しているミューズ、イレーヌ・ジャコブ。92分。 |
2006 5/6(土) 〜5/12(金)
5/13(土) 〜5/19(金)
当日券のみ 一 般 1500円 大学生 1400円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1200円 |
監督 クシシュトフ・キェシロフスキ
脚本 クシシュトフ・キェシロフスキ、クシシュトフ・ビェシェヴィチ
撮影 スワヴォミル・イジャック
音楽 スビグニェフ・ブレイスネル
出演 イレーヌ・ジャコブ、フィリップ・ヴォルテール、サンドリーヌ・デュマ、ルイ・デュクルー ほか
1991年 92分