●ヨコハマメリー 横浜、伊勢佐木町。歌舞伎役者のように顔を白く塗り、貴族のようなドレスに身をつつんだ老女が、ひっそりと街角に立っていた。本名も年齢も明かさず、戦後50年間、娼婦として生きてきた彼女。かつては絶世の美女として名を馳せながら、老いてもなお街に立つ姿は、いつしか横浜の都市伝説となった。人々は彼女のことを“ハマのメリーさん”と呼んだ。1995年冬、メリーさんは横浜の街から忽然と姿を消す。憶測がとび交う中、もう一度彼女に会いたいと強く願う人がいた。病に侵され、余命いくばくもないシャンソン歌手、永登元次郎。住む家もないメリーさんを親身になって心配しつづけた彼は、もう一度メリーさんに自身の歌を聴いてほしかったのだ……。
監督の中村高寛（1975年生まれ）は、メリーさんが消えた後、その影を追うように関係者にインタビューを開始。彼女を助け、見守ってきた人々や、彼女を撮りつづけた写真家・森日出夫、その存在にインスパイヤーされたと語る舞踏家・大野慶人ら多くの人々と出会う中、永登元次郎の思いを知り、消息不明のメリーさんを探し始める……。感動的なラストが見る者を温かくつつむ作品。92分。
2006
8/5(土)
～8/11(金)
| 15:20 |
8/12(土)
～8/15(火)
| 11:45 |
| 15:15 |
| 17:00 |
8/16(水)
～8/18(金)
| 11:45 |
| 15:15 |
| 17:00 |
| 20:30 |
当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
シニア 1000円
中高予 1200円
会 員 1300円
前売券
一 般 1300円
大学生 1300円
会 員 1200円