●雨の町 医学的に考えられない状態で発見された少年の遺体の噂を追う、三流誌のフリーライター兼石は、ネタの出どころの山村で、戦慄の体験をすることになる。35年前に集団失踪した子供たちが、ある季節になると、一人また一人と生家を訪ねるというのだ。しかも、子供たちは、世にも恐ろしい変わりようをしているという。その姿とはいったい……。町全体を灰色に塗りこめるように降りしきる雨が、否応もなく、不安を駆り立てる。 “侵略者モノ”として、ファンの間で熱く語られてきた、菊地秀行の伝奇短編を、原作のイメージを大きく膨らませて、『タナカヒロシのすべて』の田中誠監督が長編ホラー映画化。TVドラマ「東京湾景」で注目された和田聰宏、『パッチギ』の真木よう子の演技は非常にフレッシュ。原作者と実弟菊地成孔(エンディングテーマも担当)がカメオ出演するのも見逃せない。95分。 |
2006 8/9(水) 〜8/15(火)
当日券のみ 一 般 1500円 大学生 1400円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1200円 |
監督・脚本 田中誠
原作 菊池秀行
撮影 松本ヨシユキ
照明 矢部一男
HD技術監督 大橋豊
美術 安宅紀史
衣裳 宮本まさ江
編集 大永昌弘
音楽 遠藤浩二
エンディングテーマ 菊地成孔
出演 和田聰宏、真木よう子、成海璃子 ほか
2006年 95分