●≒天明屋 尚 美術界のカリスマたちに密着して、制作プロセスの秘密から人間としての魅力にまで迫っていくドキュメンタリー「≒(ニア・イコール)シリーズ」。森山大道、会田誠、舟越桂とつづき、すっかりお馴染みになった本シリーズの最新作に登場するアーティストは、日本画絵師・天明屋 尚(てんみょうや・ひさし)。 1966年生まれの天明屋は、日本の伝統的な絵画様式を継承しつつも、奇抜な発想、現代的なモチーフを駆使したまったく独自の作風で、見る者の意表を突く作品を発表している。機関銃やナイフを千手観音の全ての手に持たせた「ネオ千手観音」、機動戦士ガンダムがカラフルな龍を身にまとう「RX-78-2 傾奇者」など、美術の枠を逸脱した作品で美術界に揺さぶりをかけ、同時に若者たちの圧倒的な支持を得る。本作は、そのやんちゃな活動と、創作への真摯な姿勢を捉えたヴィヴィッドな秀作だ。80分。 |
2006 9/23(土) 〜9/29(金)
当日券のみ 一 般 1500円 大学生 1400円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 |
監督・撮影・編集 石崎豪
出演 天明屋尚、三代目彫よし、河鍋楠美、山下裕二 ほか
2006年 80分