●おわらない物語 アビバの場合 Palindromes 『ウェルカム・ドールハウス』『ハピネス』『ストーリーテリング』とニュージャージーの片田舎を舞台に、「病めるアメリカ」を皮肉たっぷりに描いてきた、トッド・ソロンズ。若年層のセックス、小児性愛、中絶など、ハリウッドが避けてきたテーマを、ブラックユーモアで包んで繰り出す手際は健在で、平穏そうなアメリカンファミリーが水面下でもがき続けるダークサイドに光をあてます。アビバは12歳。自分の子供に絶対的な愛情を注いで育てるのが夢。そんなことを近所のデブちゃんに話したのがそもそもの始まり。なんとアビバは妊娠してしまったのだ！ 両親は中絶を強要し、心の支えを失ったアビバはヒッチハイクで旅に出る。その旅は、『オズの魔法使い』や『不思議の国のアリス』の陰画のようだ。トッド・ソロンズは、ジェニファー・ジェイソン・リーを初め、アビバ役に年齢も人種も異なる８人の女優を起用。唐突に入れ替わる彼女たちが、アビバのキャラクターを多様に広げる。100分。
2005
7/30(土)
～8/5(金)
| 14:20 |
| 16:20 |
| 18:30 |
当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
シニア 1000円
中高予 1200円
会 員 1300円
前売券
一 般 1400円
大学生 1400円
会 員 1200円
※前売券販売は公開前日までです。