●水の花 2005年ベルリン国際映画祭キンダーフィルムフェスト部門で絶賛された、『バーバー吉野』『運命じゃない人』に続く第15回PFFスカラシップ作品。24歳の監督、木下雄介は、父親違いの姉妹に芽生えていく優しく危うい感情のゆらぎを、子ども達の悲しみを湛えた繊細なロングショットの中で描写してゆく。 幼い頃、母親に捨てられた中学生の美奈子(寺島咲)は、父と二人の静かな生活を送っている。小さな町に暮らす二人に、母(黒沢あすか)が父親とは別の男(津田寛治)の間に生んだ小学一年生の優(小野ひまわり)を連れて、その男と離別した噂がひっそりと届けられた。母親が、自分ではなく妹を選んだことへの嫉妬を傷のように抱えた美奈子は、生活に追われる母から半ば見捨てられている孤独な優と、何かに引き寄せられるようにその町の片隅で出会ってしまう……。92分。 |
2006 10/4(水) 〜10/6(金)
10/7(土) 〜10/13(金)
当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 劇場窓口にて前売り券をお求めの方に、オリジナル・カードをプレゼント中。(数量限定) |
監督・脚本 木下雄介
撮影 丸池納
照明 吉角荘介
録音 松本昇和
美術 尾関龍夫
編集 普嶋信一
出演 寺島咲、小野ひまわり、津田寛治、田中哲司、黒沢あすか ほか
2005年 92分