●マニアの受難 76年デビュー以来、常にハイレベルな音楽活動を展開し、日本のポップ・ミュージックシーンに多大な影響を与えてきたムーンライダーズ(鈴木慶一、岡田徹、かしぶち哲郎、武川雅寛、白井良明、鈴木博文)。本作品は、今も幅広い世代のミュージシャンからリスペクトされるこのバンドの、30年に及ぶ歴史と現在を追ったドキュメンタリーだ。 2006年4月30日、日比谷野外音楽堂。ムーンライダーズ30周年ライブには多彩なゲストが集結した。あがた森魚、高橋幸宏、遠藤賢司、PANTA、サエキけんぞう、曽我部恵一……、錚々たる顔ぶれがそのままムーンライダーズサウンドの魅力を伝える。その一方で、バンドのメンバーや周囲のミュージシャン、担当ディレクターへのインタビューから浮かび上るのは、音楽とビジネスのシビアな関係、バンドという共同体の壊れやすさ、そして彼らの原点といえる羽田の風景……。ライダーズファンならずとも心惹かれる、俊英・白井康彦監督の秀作だ。100分。 |
2007 3/3(土) 〜3/9(金)
当日券のみ 一 般 1500円 大学生 1400円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1200円 |
監督 白井康彦
撮影 藤原秀夫
出演&演奏 MOONRIDERS(鈴木慶一、岡田徹、かしぶち哲郎、武川雅寛、白井良明、鈴木博文)、細野晴臣、高橋幸宏、あがた森魚 ほか
2006年 100分