●合唱ができるまで Les Metamorphoses du Choeur コンサートに向けて繰り返される合唱のリハーサルの模様を通じて、歌うことの喜び、表現することの素晴らしさを描いた、音楽ドキュメンタリーの秀作。 パリ13区のモーリス・ラヴェル音楽院。ここに週に一度、総勢100名のアマチュア合唱団の人々が集う。メンバーは子供から老人まで幅広く、誰もが最初から上手に歌えるわけではない。しかし女性指揮者クレール・マルシャンは、身ぶりを交えたユニークな発声法でのびやかな声を歌い手からひき出し、繰り返される練習の内に、歌声は次第に美しいハーモニーとなっていく。やがて普段は分かれて練習しているグループが一同に集まり、オーケストラと共演する、年に一度のコンサートの日がやってきた……。 指揮者マルシャンとの親交がきっかけで本作を監督したマリー=クロード・トレユは、ジャン・ヴィゴ賞を受賞している才人。音楽への尊敬と愛情が、丁寧な映画作りから、静かに伝わってくる。聴き惚れ、見とれる、至福の98分。 |
2007 3/17(土) 〜3/23(金)
3/24(土) 〜3/30(金)
3/31(土) 〜4/6(金)
当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 ※前売券販売は公開前日までです。 |
監督 マリー=クロード・トレユ
撮影 ピエール・ストウベール
録音 イヴ・ズロトニッカ
編集 カディシャ・バリア
出演 クレール・マルシャンとパリ13区モーリス・ラヴェル音楽院合唱団 ほか
2006年 98分