●黒い眼のオペラ(原題=黒眼圏) 『ふたつの時、ふたりの時間』『西瓜』のツァイ・ミンリャン、待望の最新作。愛を求める孤独な人々を描き続けてきた同監督が、初めて故郷マレーシアのクアラルンプールを舞台にした、切なくも哀しいラブストーリーの傑作だ。 怪しげな賭けに手を出して半殺しのめにあったシャオカン(リー・カンション)。夜の街で行き倒れになっているところを出稼ぎ労働者たちに助けられ、彼らが暮らす巨大な廃屋で、青年ラワンの介抱を受ける。次第に心通わせていく2人。一方、小さな食堂で働くシャンチー(チェン・シャンチー)は、傷の癒えてきたシャオカンと偶然に出会い、花に吸い寄せられる蝶のように心惹かれていく。ラワンとシャンチーの間を彷徨うシャオカン。どこかから流れてくるモーツァルトのアリアが、静かに愛の不思議を歌う。やがて愛憎の火花が激しくスパークする時がやってくる。それは悲劇なのか、それとも……。118分。 |
2007 6/16(土) 〜6/22(金)
6/23(土) 〜6/29(金)
当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 ※前売券販売は公開前日までです。 |
監督・脚本 ツァイ・ミンリャン
撮影 リャオ・ペンロン
録音 ドゥー・ドゥージ、タン・シアンチュ
美術 リー・ティエンジェ
編集 チェン・シェンチャン
出演 リー・カンション、チェン・シャンチー、ノーマン・アトン ほか
2006年 118分