●16[jyu-roku] 『赤い文化住宅の初子』の主役を演じた東亜優。彼女自身の上京から『初子』に出演するまでの現実のエピソードをもとに、『青い車』の奥原浩志が脚本・監督を務めた、『初子』のスピンオフ企画。東亜優の魅力を存分に引き出しながら、奥原監督ならではのクールな抒情が全編を貫く、秀逸な青春映画となった。 16歳のサキ(東亜優)は、母がすすめたオーディションに合格し、一人上京する。都会での生活に戸惑う間もなく、取材、グラビア撮影、ドラマ出演などが矢継ぎ早に続き、それが彼女の新しい日常になっていく。共演した年上の俳優(松岡俊介)にほのかな恋心を抱いたりしながらも、彼女は一歩づつ女優への道を歩む。やがて映画の主演が決まりかけた頃、同級生のヤマジ(柄本時生)がフラリと訪ねて来た……。 定かならぬ未来へ踏み出す者たちへの、静かな、しかし確かなエールが響く、珠玉の76分。 |
2007 7/14(土) 〜7/20(金)
当日券のみ 一 般 1500円 大学生 1400円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1200円 |
監督・撮影・編集 奥原浩志
音楽 杉本佳一
撮影 橋本清明
照明 村田暁彦
録音 清水修
整音/効果 菊地信之
出演 東亜優、柄本時生、小市慢太郎 ほか
2007年 76分