●ヒロシマナガサキ WHITE LIGHT/BLACK RAIN: the Destruction of Hiroshima and Nagasaki 『待ちわびる日々』で'91年のアカデミー賞(短編ドキュメンタリー部門)を受賞したスティーヴン・オカザキ監督が、25年の歳月を費やして作り上げた新作ドキュメンタリー。14人の被爆者と、原爆投下に関与した4人のアメリカ人の証言を軸に、広島・長崎の真実にせまった渾身の一作だ。 敗戦から半世紀以上を経た今、被爆者の高齢化が進み、当時の記憶も多くの日本人から消え去りつつある。一方、世界には広島に投下された原子爆弾40万個分に相当する核兵器があると言われている。本作は、そうした状況の中で、原爆の破壊力、被害の実態をあらためて世に問うものだ。投下直後に撮影された、廃墟と化した街の記録映像にも息を飲むが、そこに登場する傷だらけの少年と、インタビューに答える現在の彼自身のカットバックには感動を禁じえない。戦後を生き抜いた彼らの痛切な時間をも描き出した、この夏必見の作品。86分。 |
2007 8/4(土) 〜8/17(金)
8/18(土) 〜8/24(金)
当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 |
監督 スティーブン・オカザキ
2007年 86分