●レベル・サーティーン ‘13’ バンコク出身の26歳のマシュー・チューキアット・サックヴィーラクル監督の本作品は、『キル・ビル』や『シン・シティ』の製作者ワインスタイン兄弟によって全米配給権とリメイク権を確保された。サスペンスやホラーで、アジア随一の質の高さを誇る精巧なタイ映画の代表作だ。 音楽会社に勤める、もの静かな地方出身のサラリーマンが、仕事に行き詰まりを感じたある日、突然ケータイを通して、ある申し出をうける。ややひるむ、程度の「行動」をするだけで大金が口座に入金されるのだ。おそるおそる行為に及び、大金を手に入れた主人公に次なる申し出が着信し、気がつくと彼は、逃れられないこの「反社会行動」ゲームの指令に捕えられていた……。 迫真的な社会批判と人間の闇を、痛いほどに描写した、壮絶な秀作。アジアの社会階層の背景を切りとった撮影も見事。114分。 |
2007 9/15(土) 〜9/21(金)
当日券のみ 一 般 1500円 大学生 1400円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1200円 |
監督・脚本 マシュー・チューキアット・サックヴィーラクル
原作・脚本 エカシット・タイラット
出演 クリサダ・スコソル・クラップ、アチタ・シカマナ、サルンヨー・ウォングックラチャン ほか
2006年 114分