いのちの食べかた
 ●いのちの食べかた Unser taglich Brot 我々が日々口にする肉や野菜。マーケットでパックに詰めて売られている食料品は、どこで生まれ、どのように育てられ、食卓にやってくるのだろう? この映画は、そんな疑問に答えるドキュメンタリーだ。
 ニコラウス・ゲイハルター監督とそのスタッフは、ヨーロッパの大規模食料生産工場を巡り、肉、魚、野菜、果物など様々な食品の生産過程を追う。極限まで機械化された中でのマシーンと人間の連携ぶりは、思わず見とれるほどの精妙さだし、色鮮やかな果物が画面を埋め尽くす様子は絵画のように美しい。岩塩を取りに行く地底の空間などSF映画さながらの別世界だ。次々と映し出される光景は、視覚的にも興味尽きない。
 その一方で、成長をコントロールするための薬品投与や、狭いケージに押し込められた生き物たちの姿も、映画は隠さず映し出す。人間の限りない食の欲望を満たすためのいのちの管理。全食料の6割を輸入に頼る我々にも深い関わりがある、必見の92分。

2007
12/1(土)
〜12/7(金)

12:30
14:20
16:10
18:30


12/8(土)
〜12/18(火)

12:30
14:20
18:30


当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
シニア 1000円
中高予 1200円
会 員 1300円

前売券
一 般 1400円
大学生 1400円
会 員 1200円

当館窓口にて前売券をお求めの方、オリジナル・ポストカードをプレゼント中(数量限定)。
※前売券販売は公開前日までです。
オフィシャルサイト

監督 ニコラウス・ゲイハルター
編集 ウォルフガング・ヴィダーホーファー

2005年 92分