●愛の予感 『歩く、人』『バッシング』など、低予算作品ながら国際映画祭で高い評価を得てきた小林政広監督最新作。衝撃的な事件のために、人目を忍んで生きていこうとする男と女の砕け散った魂の破片を拾い集めるように紡がれたシナリオを、監督自身が演じる。相手役には『M/OTHER』『殯の森』の渡辺真起子。 東京湾岸の新興マンション群が建ち並ぶ街で、ある日事件は起きる。女子中学生が同級生を刺殺したのだ。加害者は母子家庭の一人っ子。被害者はすでに母を亡くし、父親とふたりだけで暮らしていた。残された男と女は理由も判らず、ただ呆然とし、せめて謝罪をという女を男は冷たく拒絶する。時は流れ、遠い北の町で、ふたりは無言の再会を果たす。ひっそりと生きるふたりの生活は、交わりそうで交わらない。物語は静謐に進み、ふたりは無言のままに、人生の再生を予感させる。102分。 |
2008 2/2(土) 〜8(金)
2/9(土) 〜15(金)
前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 |
監督・脚本・出演 小林政広
撮影監督 西久保弘一
照明 南園智男
録音 秋元大輔、横山達夫
編集 金子尚樹
出演 渡辺真起子
2007年 102分