●裸の夏 The Naked Summer 麿赤兒(まろ・あかじ)。舞踏を土方巽に師事し、唐十郎の劇団・状況劇場の中心メンバーでもあった彼は、'72年、自身の舞踏集団・大駱駝艦(だいらくだかん)を旗揚げし、今なおスペクタクル性の強いステージで、見る者を圧倒しつづけている。本作は、そんな彼が、毎年、長野県白馬村で開いている夏期合宿の模様を追ったドキュメンタリーだ。 合宿には、毎回、経歴も国籍も様々な人々が、世界中から集まってくる。自分で何か表現してみたいという40代から、ちょっと痩せようという20代まで、各人の目的も様々だ。麿と駱駝艦のメンバーは、彼らに、舞踏とは、肉体とは、生とは? と問いかけ、自分たちの手法、思想を伝えていく。7日間に凝縮されたレッスンは、体を見つめ直し、動かすことの楽しさとしんどさに満ち、その刺激は参加者を変貌させ、映画を見る我々をも晴れやかな解放感に誘う。思わず体を動かしたくなる98分! |
2008 4/12(土) 〜18(金)
当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 |
監督 阿部憲治
撮影 山崎裕
音楽 千野秀一
出演 麿赤児、大駱駝艦、2003年度白馬合宿生
2007年 98分