●花はどこへいった ベトナム戦争時、米軍によって使用された兵器=枯葉剤の、今も残る被害の状況を追ったドキュメンタリー。監督の坂田雅子(1948年〜)は、フォトジャーナリストだった夫の死をきっかけに、初めての映画作りに挑戦し、ベトナム各地を取材して、優れた作品にまとめ上げた。 肝臓がんで死去したグレッグ・デイビスは、かつて米兵としてベトナムに送られ、除隊後は日本を拠点にフォトジャーナリストとして活動していた。妻の坂田は、夫の死に枯葉剤を浴びたことが関係しているのではないかと考え、ベトナムに渡る。そこで目にしたのは、ダイオキシンを含有する枯葉剤が、ベトナムの人々と大地を蝕み続けている現実だった。戦後30年を経てなお、世代を越えて、重い障害をもった子供達が生まれていた。カメラは、困難な中にありながら愛情と深い絆によって結ばれた被害者と家族たちを映し出していく……。感動の71分。傑出した写真家G・デイビスの一端を紹介するOUT OF TIME(13分)を同時上映。 |
2008 8/23(土) 〜8/29(金)
8/30(土) 〜9/5(金)
前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 |
監督・撮影・編集 坂田雅子
撮影協力 フィリップ・ジョーンズ=グリフィス
編集協力 ジャン・ユンカーマン
リサーチャー エドワード・エンゲル
翻訳 ブー・ゴック・アン、ブー・クーン
ベトナム語監修 川口孝夫
日本語字幕 赤松立太
登場人物 グレッグ・デイビス、フィリップ・ジョーンズ=グリフィス、グエン・ティーゴットゥ・フォン博士 ほか
2007年 71分