ハブと拳骨
 ●ハブと拳骨 沖縄の歓楽街コザ。ベトナム戦争に向かう米軍の熱気で煽られた街で、基地から物資を盗んで小遣いを稼ぐ悪ガキたち。与那覇良(尚玄)はそんなふうに育った子供のひとりだった。母のカミィ(石田エリ)は沖縄ソバ屋で生計をたて、安城銀(虎牙光輝)と杏(宮アあおい)の戦災孤児の兄妹もひきとって、良と変わらぬ愛情を注いでいた。杏はソバ屋を手伝っていたが、銀は米軍から許可を受けて営業するAサインBARの用心棒。無骨だが喧嘩はめっぽう強く、三線片手に呑気な良とは対照的だった。そんな彼らの日々に起きた重大事件。カミィが米軍のジープにはねられたのだ。怪我は重く、コザの街では治療できそうもない。焦る良は、とんでもない金もうけを思いつくのだが。
 戦後の気配色濃い沖縄の混沌とした雰囲気を描いた青春映画。宮アあおいの瑞々しい笑顔が光る124分。


2008
8/30(土)
〜9/5(金)

16:10
20:00


前売券
一 般 1400円
大学生 1400円
会 員 1200円
当日券
一 般 1700円
大学生 1500円
シニア 1000円
予備校 1200円
会 員 1300円


※前売券の販売は公開前日までです。
オフィシャルサイト

監督 中井庸友
原案・音楽・クリエイティブディレクター 田中雄一郎
脚本 いながききよたか
撮影 芝田満之
照明 山本欣史
録音 山方浩
編集 ヨシダ・シゲル
出演 尚玄、虎牙光輝、宮アあおい、石田えり、大口広司、ほか

2006年 124分