★81/2 Otto e Mezzo イタリアが生んだ世界的な名監督フェデリコ・フェリーニ(1920〜93)。代表作は数あれど、最高傑作と言えばやはり本作。名優マルチェロ・マストロヤンニ扮する映画監督の苦悩を、夢や幻想を折りまぜた壮大なスケールで描ききった不滅の金字塔だ。アヌーク・エーメ、クラウディア・カルディナーレの美しさにため息の出る、至高の138分。 ●青春群像 I Vitelloni R・ロッセリーニとの出会いを契機に本格的に映画の道を歩み始めたフェリーニの長編第2作。故郷リミニを舞台に、若者たちの日常を詩的かつリアルに描く。108分。 ●崖 Il Bidone 長編第4作。3人の詐欺師たちの悪業人生を通して、人間の本質に迫っていく初期の傑作。92分。 ●甘い生活 La Dolce Vita 若手新聞記者を主人公に、現代ローマの繁栄と頽廃を描いた、カンヌ映画祭グランプリ受賞作。それまでの詩的リアリズムタッチから、妄想的リアリズムへと飛躍した名作。マストロヤンニとのコンビ第1作で、彼をスターダムに押し上げた記念碑的作品でもある。173分。 ●魂のジュリエッタ Giulietla Degli Spiriti 愛妻ジュリエッタ・マシーナを主演に、ある人妻の心の中を、絢爛たる映像スペクタクルとして描いた作品。138分。 ●女の都 La Citta Delle Donne 主演にマストロヤンニを迎えたフェリーニ流女性讃歌。104分。 |
2008
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