●コドモのコドモ 『神童』の萩生田宏治監督が、前作につづきさそうあきらのコミックを映画化した最新作。小学5年生の妊娠という一見ショッキングな題材を通して、困難を乗り越えて成長していくコドモたちの可能性、力強さ(それは私たちオトナがかつて持っていたものかもしれない)を描いた、清々しい傑作だ。 春菜(甘利はるな)は田舎町に暮らす小学5年生。ある日、担任の先生(麻生久美子)の性教育の授業を聞き、幼なじみのヒロユキとした遊び“くっつけっこ”を思い出す。「もしかしたら……」。しかし熱心な姿勢が空回りするばかりの先生や、祖父母の世話などで大忙しのお母さん(宮崎美子)を見ていると、なんだか相談できなくなってしまう。月日は巡り、季節は冬。たしかに春菜のお腹には新しい生命が宿っていた。気づいたクラスメイトたちは、オトナには内緒で、彼女の手助けをしていくが……。 他の出演は、谷村美月、上野樹里ほか。「さわやかでリアルな映画」と感銘を受けた奥田民生が、初の書き下ろし曲を歌う。122分。 |
2008 11/29(土) 〜12/5(金)
12/6(土) 〜12/12(金)
前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 |
監督・脚本 萩生田宏治
脚本 宮下和雅子
原作 さそうあきら
撮影 池内義浩
照明 舟橋正生
録音 湯脇房雄
美術 松尾文子
編集 大重裕二
出演 甘利はるな、麻生久美子、宮崎美子、谷村美月、草村礼子、塩見三省 ほか
2008年 122分