●ロルナの祈り Le Silence de Lorna アルバニアからベルギーへと渡ったロルナ。国籍売買の闇ブローカー、ファビオは、麻薬中毒のクローディとの偽装結婚を条件に出す。国籍取得後に暴力を理由に離婚を認めさせ、クローディも始末する筋書きをファビオは書いていた。一方、ロルナは、故郷の恋人と一緒にバー経営を夢見るが、状況を理解しつつも、ロルナの存在を糧に立ち直ろうとするクローディの姿は、彼女の決心を大きく揺さぶる。 社会的弱者に寄りそい、あたかもドキュメンタリーのようなリアルな手触りの『イゴールの約束』から『ある子供』まで、作り上げた長編作品すべてがカンヌ映画祭で主要賞に輝くなど、国際的に高い評価を受けてきた、ベルギーの兄弟監督ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ。カンヌ映画祭脚本賞を受賞した本作も、過去の作品に連なる移民問題をテーマにしつつ、撮影や音楽などは全く新しいやり方をとっている。ふたりの挑戦は新時代に突入したといえるのかもしれない。105分。 |
2009 3/28(土) 〜4/3(金)
4/4(土) 〜4/10(金)
前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 当館窓口にて前売券をお求めの方、ヴィーナス・スパ ハンドトリートメント ミニサンプル (ザクロ&ワイルドベリー)をプレゼント中です。(数量限定) |
監督・脚本 ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ
製作 ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ、ドゥニ・フレイ
撮影 アラン・マルコァン
編集 マリー=エレーヌ・ドゾ
出演 イアルタ・ドブロシ、ジェレミー・レニエ、ファブリツィオ・ロンギオーヌ、アルバン・ウカイ ほか
2008年 105分