●我が至上の愛 アストレとセラドン Les Amours d'Astree et de Celadon 今年89歳のエリック・ロメール。光と影の美、ユーモアと皮肉、自然と技巧を軽々と操る術は、『クレールの膝』や『海辺のポーリーヌ』のまま、輝くばかりに鮮明だ。原作は、17世紀、サロン文学期にパリの貴婦人の間で流行したデュルフェの小説「アストレ」。小説の背景は、古代ローマ時代、広範囲に西・中ヨーロッパを抱えたガリアの地。なんと、キリスト教と神話が絶妙に混在する紀元5世紀のお話! そんな年代感を飛び越え、源氏物語いやいや、韓流さえ超えた、瑞々しい映像に驚かされる。 羊飼いの少女アストレはセラドン(アンディー・ジレ)を愛しているが、両家は不仲のため、祭の日、別の女性と踊るようセラドンを説得。しかし、いいつけ通りにしたセラドン達につい嫉妬してしまう……。109分。 |
2009 4/18(土) 〜24(金)
4/25(土) 〜5/1(金)
前売券 一 般 1400円 大学生 1400円 会 員 1200円 当日券 一 般 1700円 大学生 1500円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1300円 |
脚本・監督 エリック・ロメール
出演 アンディー・ジレ、ステファニー・クレイヤンクール、セシル・カッセル、ジョスラン・キヴラン ほか
2007年 109分