●フー・キルド・ナンシー Who Killed Nancy? いや面白い! 凄いドキュメンタリーが出ました。映画とは、偏愛あってナンボと感じさせる、シド・ヴィシャス(SEX PISTOLS)研究の第一人者アラン・G・パーカー監督。今や歴史的事実とされる、NYチェルシーホテルのナンシー殺害byシド事件の信憑性を、執念の取材で突き崩していくのだ。つまり一介のPUNKおたくが、1978年当時のNY市警のずさんな捜査にもの申す映画。亡くなった母親はじめ、グルーピー、ローディ、プッシャー、ファンジンや興行の関係者、PUNKS(グレン・マトロックほか)、チェルシーの住人。揃ってシドを自滅に追いやった古傷を持つ彼らが過去と向き合い、時間を再構築していく。とびきりスキャンダラスでビター、だがフィルムの中で輝くシドのイノセンスは不滅。NYとロンドン、PUNKの二都物語であり、ドラッグカルチャーに一石を投じる力作だ。96分。
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2009 5/2(土) 〜5/8(金)
当日券のみ 一 般 1500円 大学生 1400円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1200円 |
監督 アラン・G・パーカー
撮影 ニック・レイ・ラター
編集 ビル・ジョーンズ
音楽 バズコックス、スティーヴ・ディグル、リッキー・ウォーウィック、ネオン・レオン
2009年 96分