●半身反義 イメージフォーラムFes 98で大賞を受賞した竹藤佳世監督が、戦後日本を撮り続けた記録映画のパイオニアの1人=山岸達児の半生を追った異色のドキュメンタリー作品。 山岸は『東京オリンピック』('64)『日本万国博』('70)の監督部を務め、マルチ映画の草分けとしても知られる存在。しかし70才代で脳梗塞を患い、左半身が動かず、今は福祉施設で暮らしている。映画は、妻に先立たれ、親類もほとんどいない山岸の孤独な闘病生活を描きつつ、かつての華やかな活動を辿り、高度成長期の日本を振り返る。その頃、未来は明るい希望に満ち、山岸もまた夢あふれる未来像をフィルムに捉えてきた。今の日本は、その夢の実現した姿なのか? 2人の映像作家の、カメラを挟んでの対話が、過去、現在、そして未来を問う。90分。 |
2009 6/13(土) 〜6/19(金)
当日券のみ 一 般 1500円 大学生 1400円 シニア 1000円 中高予 1200円 会 員 1200円 |
プロデューサー/監督/脚本/撮影/編集/ 竹藤佳世
撮影 辻智彦
照明 大久保礼司
美術 萩原タクジ
衣装 竹内陽子
メイク 別所瞳
音楽 遠藤晶美
サウンドデザイン AO(SORTO&NODO) 阿尾茂毅
サウンドデザイナー・DJ・PLAYER
MA 高田義紀
2007年 90分